海外FX用語集|これだけ覚えれば安心!初心者必携の20用語

ーー専門用語がわからないままでは、チャンスもリスクも見えない。

海外FXを始めようとすると、最初にぶつかる壁が「専門用語の多さ」です。
国内FXと似ているようで、実はルールも仕組みも異なる部分が多く、
英語由来の言葉や海外特有の制度が頻繁に登場します。

たとえば「ゼロカット」「スプレッド」「NDD方式」など、
何となく聞いたことはあっても、実際に意味を理解していない人が多いのではないでしょうか?

本記事では、海外FXを始める前に絶対に知っておきたい20の基本用語を、
初心者でもわかるように実践例とともに解説します。

この20語を理解すれば、海外FXの仕組みが“立体的に”見えてきます。


■ 1. レバレッジ(Leverage)

少ない資金で大きな取引ができる仕組み。

たとえばレバレッジ500倍なら、1万円で500万円分の取引が可能です。
海外FXの最大の魅力は、この“高レバレッジ”にあります。

ただし、損失も同じ倍率で拡大するため、
証拠金管理(資金コントロール)が必須です。

✅ 例:1ドル=150円のとき、1万通貨を取引するには150万円必要だが、
レバレッジ500倍ならわずか3,000円で取引可能。


■ 2. ゼロカット(Zero Cut)

口座残高がマイナスになっても、追加入金が不要になる制度。

海外FXの最大の安心ポイントの一つです。
相場が急変しても、損失は入金額までで止まります。

✅ 例:急な円高でポジションが一瞬で吹き飛んでも、
残高が-10万円になった分は“ブローカーが補填”してくれる。

※国内FXでは追証(追加証拠金)が発生するため、海外FXの特徴的な仕組みです。


■ 3. ロット(Lot)

取引数量の単位。
1ロット=10万通貨が一般的ですが、海外FXではブローカーごとに設定が異なります。

  • 1ロット=10万通貨(スタンダード口座)
  • 0.1ロット=1万通貨(ミニ口座)
  • 0.01ロット=1,000通貨(マイクロ口座)

初心者は0.01ロット(マイクロロット)から始めるのがおすすめです。


■ 4. スプレッド(Spread)

買値(Ask)と売値(Bid)の差。=実質的な手数料。

スプレッドが狭いほど有利です。
海外FXでは、ECN口座などで超低スプレッド取引が可能です。

✅ 例:USD/JPYのスプレッドが1.0pipsなら、
1万通貨で取引すると約100円のコスト。


■ 5. スワップポイント(Swap Point)

通貨間の金利差によって毎日発生する利息調整金。

  • 高金利通貨を買う(ロング) → プラススワップ
  • 高金利通貨を売る(ショート) → マイナススワップ

海外FXではスワップが「日ごと」「業者ごと」に異なり、
同じ通貨ペアでも条件が大きく違います。

✅ 例:トルコリラやメキシコペソのロングで“スワップ狙いトレード”が人気。


■ 6. 証拠金(Margin)

取引のために預ける担保金。
レバレッジをかけるために必要な“最低限の資金”です。

例:1ドル=150円、1万通貨、レバレッジ500倍の場合
→ 必要証拠金はわずか 300円

ただし、証拠金維持率が一定以下になると強制ロスカットが発動します。


■ 7. ロスカット(Stop Out)

一定以上の損失が出た時に、強制的にポジションを決済する仕組み。

ロスカット水準(証拠金維持率)は業者によって異なり、
XMでは50%、Titan FXでは20%など。

✅ ロスカット=損失確定ではあるが、
「口座破綻を防ぐ安全装置」とも言える。


■ 8. マージンコール(Margin Call)

ロスカットの前に出る“警告”です。

証拠金維持率が危険水準に近づくと通知が来ます。
放置すると自動ロスカットになるので、追加入金やポジション調整が必要です。


■ 9. NDD方式(No Dealing Desk)

ディーラーを介さない透明な注文処理方式。

海外FXではこのNDD方式(STP/ECN)が主流で、
ブローカーがトレーダーと「利益相反」にならないのが特徴です。

✅ NDD = 公正取引。DD = 相対取引。
信頼性を重視するなら、NDD方式を選ぶのが基本。


■ 10. STP/ECN口座

NDD方式の2つのタイプ。

方式特徴向いている人
STP(Straight Through Processing)スプレッド広め・手数料なし初心者・中級者
ECN(Electronic Communication Network)スプレッド極小・手数料別途上級者・スキャルピング

短期売買(スキャルピング)をする人はECN口座が有利です。


■ 11. ボーナス(Bonus)

海外FX独自の特典制度。

  • 入金ボーナス(例:100%増額)
  • 口座開設ボーナス(例:3,000円)
  • 取引ボーナス(取引量に応じた還元)

ただし、「出金条件」や「レバ制限」に注意。
一時的に資金を増やす目的で活用しましょう。


■ 12. ロールオーバー(Rollover)

日をまたいでポジションを持ち越すこと。
持ち越し時にスワップポイントが発生します。
特に金曜夜は“3日分スワップ”が付与されることもあるので要注意。


■ 13. ロング/ショート(Long / Short)

ロング=買いポジション、ショート=売りポジション。

  • ロング:通貨の価値上昇を狙う
  • ショート:通貨の下落を狙う

例:USD/JPYをロング → ドル高・円安狙い。
  USD/JPYをショート → ドル安・円高狙い。


■ 14. スキャルピング(Scalping)

数秒〜数分の超短期トレード。

海外FXではスキャルピングが公式に許可されているブローカーが多く、
国内FXよりも自由度が高いです。

✅ ECN口座で約定スピードが速い業者(例:AXIORY、Titan FX)がおすすめ。


■ 15. デイトレード(Day Trade)

1日で完結する取引スタイル。
ポジションを翌日に持ち越さないため、スワップの影響を受けにくいのが特徴。

初心者でも比較的取り組みやすく、
チャート分析+経済指標のタイミングが重要になります。


■ 16. スイングトレード(Swing Trade)

数日〜数週間かけて値幅を狙う中期トレード。

海外FXの高レバ環境ではリスクが大きくなりがちですが、
スワップポイントを狙う戦略としても人気です。

✅ 例:ポンドフラン(GBP/CHF)のスワップ狙いスイング。


■ 17. VPS(Virtual Private Server)

EA(自動売買)を24時間稼働させるための仮想サーバー。

自分のPCを立ち上げ続けなくても、
VPSを使えばEAが常時稼働します。

✅ XM・TitanFXなどは提携VPSサービスを提供。
自動売買派の“必須ツール”。


■ 18. EA(Expert Advisor)

自動売買プログラムのこと。
MT4/MT5で設定して24時間自動で売買します。

EAの種類:

  • トレンドフォロー型
  • スキャルピング型
  • グリッド型

EAはツールなので「設定・バックテスト・運用管理」がすべて。
“完全放置”ではなく“戦略的自動化”が鍵です。


■ 19. MT4/MT5(MetaTrader)

海外FXの標準プラットフォーム。

  • MT4:軽量でEA対応が豊富(現在も根強い人気)
  • MT5:スピード・分析機能が強化(次世代版)

チャート分析、インジケーター設定、自動売買までこれ一つで完結します。


■ 20. リクオート/スリッページ(Requote / Slippage)

注文が指定価格で約定しない現象。

  • リクオート:注文拒否 → 再入力を求められる
  • スリッページ:滑って別の価格で約定

海外FXでは、NDD方式の業者を選ぶことでこのリスクを最小化できます。


■ 用語の“つながり”で理解を深めよう

単語を個別に覚えるより、関係性で理解するのが早道です。

分類キー用語関連する概念
取引環境レバレッジ・ゼロカット資金管理・リスク対策
注文方式NDD・STP・ECN透明性・スプレッド
取引スタイルスキャル・デイトレ・スイングトレード周期・心理
自動化EA・VPS・MT4自動売買・効率化
コストスプレッド・スワップ取引コスト比較

用語を“体系”で覚えると、ニュースやブローカー比較も一気に理解できるようになります。


■ まとめ:20語で海外FXの全体像が見える

カテゴリ用語数学べる内容
基本構造レバレッジ・ゼロカット・証拠金取引の土台
注文・コストスプレッド・スワップ・ロット損益計算の仕組み
取引スタイルスキャル・デイトレ・スイングトレード戦略
技術関連MT4・EA・VPS自動化・効率化
安全性NDD方式・ロスカットリスク回避

まずはこの20語を「自分の言葉で説明できる」ようになること。
それが海外FXを“理解して使いこなす”ための第一歩です。

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