1. 直近カタリスト
時期 | 具体内容 | 株価への向き |
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8月中旬 | 2025/6期本決算・26/6期ガイダンス(受注残開示に注目) | ●最大イベント:上振れ+強気計画なら3,000円台回復シナリオ |
7〜9月 | 経産省・電力業界向けスマートグリッド補助金採択発表 | プロジェクト採択=追加受注IRで思惑買い |
随時 | 生成AI連携(ReNom × 自社LLM)新サービスローンチ | 技術トレンド連動で短期資金が入りやすい |
2. フェアバリュー試算(向こう6 か月)
- PER 法
- 前期EPS 86.7円(会社予想)kabutan.jp
- AI/SaaS小型平均レンジ:PER 35〜40倍
- ⇒ 株価 3,000〜3,500円
- EV/Sales 法
- 26/6期売上を保守的に25億円(+15%)と仮定
- EV/S 4.5倍(同業平均上限) → EV 112.5億円
- ネットキャッシュ差し引き後の株価 〜3,300円
短期ターゲットレンジ:2,900〜3,500 円(+15〜40%)
上記は「通期計画クリア+26期も20%成長継続」が前提。新規大型受注が確認できれば上限側、逆に4Q失速やガイダンス保守的ならレンジ下限〜現値貼り付きリスク。
3. トレード戦略のヒント
戦略 | エントリー目安 | 利確/撤退 |
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本決算プレイ | 2,450〜2,550円のサポート帯で拾い、決算前に一部利確 | 決算内容がネガティブなら2,300円割れで撤退 |
テーマ買い | 政策ニュースや受注IR直後のブレイクアウト(出来高5万株超) | 3,000円台で分割利確しつつホールド |
4. リスク要因
- 受注後ズレ/キャンセル:売上計上タイミングが1〜2Q遅れるだけで利益変動が大きい
- 人件費インフレ:中途採用競争激化で利益率が再び低下する可能性
- 流動性リスク:平均出来高が少なく、下落局面では投げ売りが一気に出やすい
- 競合(大手SI・GAFA)参入:価格競争で案件単価が下押しされる懸念
▶ 結論
- 業績モメンタムは右肩上がりで、AI×エネルギーの政策追い風もあり 上場来調整後の押し目水準。
- 本決算&ガイダンス次第では **3,000円〜3,500円(現値比+15〜40%)**のリバウンド余地がある一方、4Q減益懸念が現実化すれば2,300円台までの二番底も想定。
- イベントドリブンの短期勝負なら、決算前の押し目拾い+材料確認後の素早い利益確定が適した銘柄と評価します。
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